イヤホンよ、優しくあれ

こんにちは、どうも。
唐突ですが皆さんはどんな時に老いを感じるでしょうか。
ふとしゃがみ込んだ時にこんな昔は関節鳴らなかったよなと思う時でしょうか、10時間寝ても疲れが取れないどころか8時間行かないくらいで自然と目が覚めちゃう時でしょうか、誕生日までの日数をカウントしなくなった頃でしょうか。
人によりけりいろいろあると思いますが、僕は昔はめちゃくちゃ気になった目にまつ毛に入った時の違和感が無視できるようになったし涙が出なくなった時です。
昔はなーすげー痛かったんだけどなー。すぐ涙液出たし目薬ダメ押しで差せばするっと出てくれたんだけどな。なんか異物を認識しなくなってきたんだよな、そしてなんか入った気がするという気持ちで目の当たりをいじる人間が生まれるわけですね。
そんなんだから怖いんだよな、コンタクト。絶対目の裏側入って取り出せなくなる。だから俺は一生眼鏡ユーザーなんですよね。

※なお、油物は幼少期のころより胃が受け付けていません(お腹いっぱいになると熱が出る体質)

さて、本題です。皆さんはBluetoothイヤホンって使ってるカナ?僕は4年くらい前にやっと使い始めたよ(原始人?)
別に無線が嫌とかじゃなくて有線で困ってなかったからなんですよね、電車の中で爆音でエロ動画見たりしないし。買ったきっかけっていうのは特になくて、まぁ流石にiPhoneの付属イヤホン使い倒すのってみっともないよね、くらいの気持ちで買ったんですけど、すごいよね。部屋にスマホ置いてそのままトイレ行ったり飲み物取りに行ったりして耳元で音鳴ってんだもん、線邪魔とか思ったことないけど、新鮮にえっ!?本体ないのに!?!?みたいな驚きを感じた。線って、邪魔……だったかもしれん……(リモートなどでは接続の関係で有線が優れている面はあります)

で、個人としてはあまり音質にこだわりはなくて、低音とか高音とかがどうとか、そういうのを感じたことがないので、重視するのは音質よりも使用の不快感がないか、あるいは少ないか、という点なんですね。で、これはイヤホンユーザーとしてはかなり致命的なんですがカナル型(耳栓型)が苦手、つーかむしろ嫌いなんですよ。

ででん!!
カナル型のここがイヤ!
・蒸れる
・ねじ込む必要があるため耳が痛くなり、疲れがち
・耳に合うものを探すかイヤーピースを厳選しなくてはいけない
・鼓膜の震える感覚がダイレクトに感じられストレス

以上。

なんか、今ならフォーム型のイヤーピースがあるのでそんなに選びまくる必要はないのかもしれないけど、買ったは良いがイヤホンの方にうまくはまらないとかあると嫌なんであまり厳選はしたくないんですよ、そう、俺は音質にこだわりのない人間。つまり周辺機器を漁るモチベがそもそもないのである…!

それで使っていたのがこれ

https://online-store.jvckenwood.com/c/headphone/jvc-victor-headphone/hp-al202


P3のキタローが使ってるイヤホンというかヘッドホン寄りのやつですね。耳への圧迫感がなくて安いながらも助かってたんですが、ここである問題が浮かび上がるんですね

メガネに……すごい当たって邪魔……!

人間の耳、マスクかけたりピアスつけたり、なんか適当にかけられるいい感じの引っ掛かりなんで眼鏡とかもひっかけたりするわけなんですよね。イヤホンも引っかかるんですよ。そうなるとさ…最悪マスク眼鏡イヤホンになるわけで、もうめちゃくちゃよ。
たかがイヤホンのために眼鏡からコンタクトになんてするわけないよ。そう、気がついたんですよ、イヤホンの製品写真に写ってるモデルたちって、ほとんど眼鏡かけてないんですよね!!まぁイヤホン目立たせるためってのもあるけどさあ!!

悲しいよなぁ、イヤホンって、あまり眼鏡かけてる人に優しくないんですよ。おかしいな、眼鏡かけるような人ほどイヤホンつけるだろうに(偏見)ヘッドホンもものによってはツルと当たって痛くなるしね。でも、ゲームなりなんなりする時、やっぱりイヤホンとかあったほうがやりやすいのは事実なんで、いい感じのイヤホンを探す訳ですわ、眼鏡に干渉しないイヤホン、みたいな感じで。カナル型をマイナスにいれて。

そんで骨伝導が出てくるんですわ。
ツルに当たるって言ってんだろ。


そんなこんなで今使ってるのはこれである

 

https://cheero.shop/products/che-n-001

 

もとはMakuakeのクラファンで買ったんですよね。軟骨伝導は聞いたことなかったし、耳に捩じ込まないっていうのと眼鏡に当たらないところに惹かれて。

結果、すごいよかった。活動報告もろくに上がらず届け予定が直前で延期になるのを2回ほど繰り返しCheeroへの信頼が相当下がったことを流せる程度にはよかった。送られてくる時、ウリのひとつであるまんまる部分にはすでにイヤーピースが付けられているが断言しよう、裸でイヤホンつけてるとどうあっても滑り落ちるので耳に合わせてサイズ変えるとかでもない限りつけておいたほうがいいです。丸いから耳に置いとくだけだといつか滑り落ちます。まぁ、このウイング型?というのか、このイヤーピースは僕にはかなり相性がいいのでそこまで蒸れを感じず使えるのは嬉しかったポイントの一つ。
このなー……耳の「穴」に合うイヤーピースじゃなくて「耳全体」に合わせる形のイヤーピースがどのカナル型にも合えば、もう少し選択肢広がるんだけども、完全ワイヤレスイヤホンがデザイン性で他社製品と競う以上こういったイヤーピースが共通型として使えることはないのですな。それこそAirPodsレベルの基準でないとアクセサリーは難しいだろうなと思います。ならAirPodsにすれば良いじゃんっていわれるかもだけど俺はあのタイプの有線をちぎりました、みたいなワイヤードの名残?みたいなうどんの部分のデザインアンチなんです、アレ、ダサくない?そんなことないか?

まあ、いいや。どうでも。そんなわけで、やや話が逸れたけどかなり満足のいくイヤホンでした。ただクラファンのときにはあったヘッドバンド型が一般流通に乗らなかったところを見るとまあ、うん、そういうことなんでしょうね。しかしものは本当に良いのだ、それを知ってほしい、知ってもらわなければならない、なぜなら軟骨伝導、一年経っても他で出すところが無いのだ。ひえ〜!人気ないのかも〜!!

もうこの際軟骨伝導でなくてもいい。骨伝導でもよくあるヘッドバンドじゃないものを出してはもらえんものだろうか。必死である、だって俺が今使ってるオトカルティが廃盤になってしまったら俺は他に変えられるものがなくなるからだ。イヤホンってね、基本消耗品じゃないの。買い支えるってことは、できないの。しかもこれ、Bluetoothではあるが完全ワイヤレスではないのだ。わかるか?線が死んだら「終わり」なんだ。

ノイキャンもトークスルー機能も、アプリのカスタマイズ機能もなくたっていい。最悪、ゲームやってる時に左右どこから敵が来てるか分かれば俺はそれでいいのだ、音質に特にこだわりはないんだ。
ただ、蒸れず、耳が疲れず、耳にフィットしやすく、眼鏡に干渉せず、鼓膜への振動をあまり感じないものでさえあってくれたら……俺は、救われるんだ……。

すごい怠惰な祈りだが、どこかの誰かにも届いて共感が得られたら嬉しいな、と思う。イヤホン、すっかりファッションアイテムの一部としていろいろオシャレだったりしていくけど、やっぱりイヤホン、というか、機能面の進化が見込まれる一方で、使い心地については技術より進歩が遅いなあと思います。どうか、眼鏡ユーザーや鼓膜よわめ人間にも優しいイヤホンが生まれてくれますように。オトカルティが廃盤になるか、今使っているものが寿命を迎えるまでに。あるいは、オトカルティが生産を続けてくれますように。


あ、すでに生まれてたら教えてもらえたら嬉しいです。そのままイヤホン専門店行くんで。


(蛇足)
オープンイヤー、ないしイヤーカフ型について。
オープンイヤーは全然よい。何度も言っているが音質にこだわりはないし、通勤時に使わないので音漏れのしやすさとかも気にしないし。ただ、俺はながら聞きがしたいわけじゃないので使用目的の違いというところで選択肢から外れるなーという感じです。あと耳掛けタイプのカフ型は眼鏡に当たるんじゃよなあ。でも、常に好きな音楽がふんわりとそばで流れているのは素敵なコンセプトですよね、なんかあったとき、流れが怪しい時に偶然イヤホンの電源が切れて無音になって不穏になるみたいな展開が現実で起こったらなおオモロなのにな、と思っています。

 

クッキーについて

なぜ、日本人は餅を食うのか。
なぜ、日本人はフグを食うのか。
なぜ、日本人は鳥刺しを食うのか。
食いしん坊だからです。

 

パクチーを爆盛りにしたり生卵とか魚食ってcrazyといわれる。だって本当はhungryだから。基本節操がないのである。美味しいならいいよねの国民性って凄い。

 

そんな国に生きていて解せないことがある、この国、硬いクッキーだけは全然流行らないのだ。

 

おかしいだろ、餅だのこんにゃくゼリーだのでそれなりの被害が出ているのに販売中止になったりはしない国だぞ。
もしかして食感よりも喉越しを優先するからみんな噛まないで喉詰まらせてんのか?俺は讃岐うどんも好きだけど、稲庭うどんも美味いと思うよ(何の話?)

硬いプリンは過激派がいるが、硬いクッキーはあまり聞かない。きっと興味がないのだろう。多分缶が可愛い方に意識がいっている気がする。もちろん、味はみんな美味しいが、俺は食感を諦めたくないのである。

硬いクッキー!みたいな記事を読んでみて実際買ったとしてもサクッ☆みたいな感じで終わるのである。歯が欠けちゃうかも!wみたいなコメントがついていたおからクッキーだってあ、まぁ、うん、みたいな感想で終わる。苔が爆萌るまで生きろみたいな歌を国歌にしてる民族の感想の解像度などこんなものなのだ、ボケが代。

 

いうまでもないが製品説明で「サクッと焼き上げました」は地雷である。

 

そんなこと言ってたらビスケットを勧められた。
確かにクッキーは海外だと柔らかめのジャンルらしい(一番の腑抜けはサブレ)

ならばビスケットに希望を持ってもいいのかもしれないと、数品実食。


うーん…
うん、うん、まぁ…
ああ、うん……
うん……うーん……


クッキーとさほど変わらねえ硬度だ。

ポケットに入れて叩いたら割れるわ。


なお乾パンはトライ済みである。普通にうまいので万一のことも考えおやつついでストックはしておくことにした。災害時に食める力はそんなに強くないはずなので、そもそも乾パンが異様に硬いわけはない。カリッとする。うまい。

もしかして硬いのは量産が難しいのだろうか。そんな諦めで手に取ったのはこれ

 

www.muji.com

惜しい…!あと、1.2か1.1倍固ければ…!

アイシング用のクッキーらしいけどしっかり甘みもあり、そのままで全然おいしいクッキーです。量産するとなるとこの硬さが限度なのかもしれない。これより硬いクッキーをご存じでしたら教えていただきたい。切実に。

 

そしてこれだけ固いクッキーを求めているとやはり言われることがある。

「クッキーってそもそも固くなくない?」

硬いクッキーを知ってるからこんなに求めてるにきまってるだろ。囀るな。しかしこの市民権のなさを見るに、本当になじみのないものなのだろう。無印には助けられているが理想には少し及ばない。

 

ここでいう理想というのは家で作った手作りクッキーを差す。

今マザコンって思ったろ。否定しないがクッキーは自分でも作れるようになった。だってみんな腑抜けみたいな硬さのクッキーしかないからな!!(半ギレ)

しかし手作りが面倒なのは純粋な事実。だから母は俺や妹が成長するにつれ作らなくなったし、実際たまにしか焼きたくないのもある、そのコストを市販に委ねたくて探しているのだけど、苦しい旅だ。

 

ここで、そのレシピを残す、検証してほしいのだ。

もちろんオリジナルではなく、母が嫁入りの時に持参したレシピ本のレシピである。

www.fukkan.com

著作権的にどうなの?という感じはあるがもう復刊が絶望的なのでざっくりと書くという形で見逃してもらいたい。それに、実際の本は写真付いててわかりやすいから、そういった付加価値を排せばまあ、ぎり、ぎりな気がする。

この本のレシピから引用しているということは重ねてお伝えさせていただく。

クッキーの種類としてはアイスボックスだ。

 

★生地 25~30個程度

バニラ生地

小麦粉 220g(ふるっておく)

砂糖 110g 

バター 110g

卵黄 一個

バニラエッセンス 小さじ1/4

 

ココア生地

小麦粉 200g(ふるっておく)

砂糖 110g

バター 110g 

卵黄 一個

バニラエッセンス 小さじ1/4

ココア 25g(ふるっておく)

 

おほお~^カロリーの化け物なんじゃあ~^

なおお菓子作りは化学なので雑に測るのだけは本気でやめろ。メシマズは少々とかわかんないからごはんつくれない~とか舐めたことを抜かすが、じゃあお前全部しっかり測って変なアレンジ加えてねえんだろうな。

 

失礼、メシマズという名の料理めんどくちゃい駄々こねモンスターへの憎しみがあふれてしまいました。続けます。

 

★作り方

1.ボールにバターを入れ、白っぽいクリーム状になるまでよく混ぜる。砂糖を二回振るうか塊を指でつぶし一度に加え滑らかになるまで混ぜる。卵黄を完全にバターになじむまで混ぜ、バニラエッセンスを加える。

 

2.もう一度小麦粉をふるいながら混ぜ合わせる。ココアの場合はここでココアも一緒にふるって混ぜる。手で全体を混ぜていく。このとき、捏ねないこと。

 ※なおココアでなく抹茶でもいいらしい。分量も同一。

 

3.ボロボロとしてきたら軽く抑える程度に空気をぬき一塊に。これを棒状に伸ばしていくが柔らかすぎるようなら一度冷蔵庫で冷やして固くし、成形しやすくする。

 

※ここから先、のの字にするか、プレーンで焼くか、マーブルにするか、市松にするかは個人の自由である。

ココアにアーモンドスライスを入れたいようなら50g程度を混ぜると良いそうです。

マーブルを作りたいならココア生地は少量がいいそうなので余りを利用するといい感じになるかもしれない。

 

クッキーは市松派なのでここから先は市松の作り方になる、焼き方、厚み目安は変わらないので、そこは個々人好きなバリエーションにしてほしい。

 

4.ココア、バニラ生地を幅3㎝、高さ2~2.5㎝程度の長方形にする。片方の生地に卵白を薄く塗り、もう一方を重ねる。空気が入らないよう少し全体を押してしっかりくっつける

 

5.この状態のものを濡れぶきんでくるんで包丁で切りやすいように少し冷やす。重ねたものを半分に切り、組み合わせて市松模様にする。つなぎ目は卵白をぬりくっつける。これをしっかりラップで包み3~4時間寝かす。

 ※俺は濡れぶきんでなくラップで包んで冷蔵庫に少し入れている

 

アイスボックスのいいところはいつでも切って焼けること。この段階でもう疲れたら明日に焼くでもいいし、半分だけ焼いてもいい。まあ早めに生地は使ったほうがいいとは思うけどね。

 

6.固まったものを4~5㎜の厚さに切り、150~160度のオーブンで15~20分焼く

 

以上だ。なお焼けてすぐはふにゃっとしてるのでしっかり熱が引いてから食べてほしい。さすがにそんな食欲モンスターはいないと思いたいが、出来立てから置いたほうがクッキーはおいしい。

 

いやあ…このレシピのクッキーが一番うまいんだが、すごい、手間…!

無印の作れるシリーズでアイスボックスがあるらしいが、あれで焼いて硬さがどうなるか。この工程を省いてほどほどのものになるのならうれしいが、検証はしたくても暑いときはクッキーの口じゃないし、もう少し涼しくなってからだ。

 

とにかく、少しでも固いクッキーというか、サクッ、ほろっでないクッキーの良さを知ってほしいのだ。日本なんだから、おいしいにいろんなバリエーションがあってもいいじゃないか。何度もこれなら!という淡い期待を抱いては現実に負けているので、いよいよ悔しい。

 

あーーー流行らねえかな、固いクッキー。

 

あ。スノーボールとカントリーマアムは好き。

あれはクッキーというか、スノーボールとカントリーマアムっていうジャンルだから。

日影がないなら日傘をさせばいいじゃない

この時期になると、えぐい浅さの短パンを履き、ぴちぴちに湿らせたタンクトップのおじさんがうろついているのをみて二重に不安になる。

そんな肌出して熱くないのかなとか。通報されないのかな。とか。

なおこの特徴のおじさんは冬場でもたまに見かける。きっとそういう民族なのだろう。

 

日々熱くなっているが、みなさまがたはどうお過ごしでしょうか。

エアコンは入れないと命が脅かされるが、おなかが弱い人だと体調を崩して

熱気のこもるトイレでひどい思いをしたりするのではないだろうか。僕がそうです。

サーキューレターとか使ってほどほどに乗り切ろうね。

 

 

ああ、本題。昨年から日傘の需要が高まってきていて、歩いていると女性はもちろんのこと、男性、若いひとよりは中年のビジネスマンが傘をさす光景が見られるようになった気がする。全然見ない!ということも地域差ではあるとおもうのでふーんそうなん、くらいで聞いてくれ。

 

とってもいいことだなあ、と思う。

日傘っていうと、どうしても日焼け対策というか、女性のものというイメージだ。

というか。そもそもとして傘が女の人のものなんだろうなあと思う。

せっかくなら盗まれたり忘れたりしたときに「まあどうでもいいわ」と思うよりは「やらかしたー!」と後悔するくらいの愛着を持ちたい、ビニール傘とか黒紺一色のものを避ける性質の人間には日傘ってものはどっか遠い世界のものであったのだ。

 

とはいえ男だって熱いのは嫌だし、濡れるのも嫌だ。

雨傘はWPCにお世話になっているが、日傘となるとまた黒紺に逆戻り。

表面が淡色、裏面が黒であるとよりいいらしい、という聞きかじりの知識が購入をためらわせていた。どうせならより涼しいものがほしいという駄々である。

(今年の新商品でオフホワイトとかベージュのカラバリも出たみたいです、今後も頑張ってくれ、WPC)

 

そんなときTwitterのフォロワーが「日傘はサンバリア」と広く勧めていたのを見てちょっと調べてみることにした。

なんか多分強いんだろうなあと思ってサイトに飛んでびっくりした。

 

たっかいのである。

たっっっっっっっっか。声出ちゃった。高いよ。値段も強い。

あまりの暑さにいやいや紺の日傘を1000円ちょっとで買って、気持ち涼しいかも、とかプラセボで夏をやりくりしている成人男性になんたる出費。

いや、別に個人に向けておすすめされたわけじゃないが、よくここまで値が張るものを勧めようと思ったものだ。それともこれって普通なんだろうか。

動揺しつつ、いいやつそうだけど高かった~みたいなのをつぶやいたら、鋭角のパンチが撃ち込まれたのである。

 

「キャップだと将来ハゲリスク高まるぞ」

なんでそんなひどいこと言うの?

 

 

 

悩みに悩み、紆余曲折あり、昨年7月末サンバリアを買うことになった。

べ、べつにさっきの一言がきつかったんじゃないんだからね。

その年は久々に夏コミとかあったし、絶対毎日日に当たるから。勘違いしないでよね。

 

まあ、外が淡くて、中が黒くて、ユニセックスデザインで、保証もしっかりしてて、日割りで考えれば大したことないか、と思ったのもある。

知らなかったけど、日傘って2年くらいで買い換えないといけないらしいのだ。

さすがにびっくりする、だって傘だってそんなに買い換えない。

ちょっと染みることがあってもまあ濡れなきゃいいか、と多めに見ることもある。

それに比べたら夏しか使用しない日傘なんてたいしてくたびれないし、UVメーターみたいな計測器的なものがない限り寿命が本当に来ているかも察せられないのだ。

なんか、もったいないなあと思った。

雨傘としてならきっと日傘も使えるだろう。でも傘としての形や機能を損なっていなくても、傘をお役御免にしなければならないのだ。それってコスパも悪いし、なによりも罪悪感がある。それならいいものを買って、もう無理だという傘の訴えがわかるような形で買い換えたかった。なので、サンバリアにした。

 

購入したのはこれ。

 

uv100.jp

大判を買おうかでだいぶ迷ったがシーズン中は入荷した瞬間に在庫が燃えるため選ぶことができなかったのと、重要なのは携帯性であったからだ。

あと、人混みで大きめの差すと嫌な目で見られるんじゃないかなと思ったのもある。

まあ真夏日外にいる人間が考えることなんて「帰りたい」「今すぐ涼しいとこ行きたい」で必死でおっさんが日傘差してたところで「男がでかい日傘差しててワロタ」なんて考える余裕があるわけもないんだけれども。つらいときの人間はそこまで他人に興味ないのだ。

 

男が差すとはみ出るんじゃないの?と思うだろう。もちろんはみ出ている。

だけど頭上の日影が保証されているありがたさたるや。あとさっきも上げたが携帯しやすさが何より大事。持ち歩かなきゃ意味がないし、この価格のものをうっかり置き忘れた日にはもう、ね。

 

サンバリアを使って気が付いたことだが夏の暑さの辛さを助けているのは照り返しだったと思う。無意識に目を細めていたのがなくなって、それだけで少し楽になった。

眼鏡ユーザーだからあんまりサングラスもかけられないし、照り返しの辛さってやつはずっとわかっていなかったんだろうな。劇的に寒い!とか暗い!とかはない。そういうのは日本人特有の誇張表現だから真に受けてはいけない。

ただ普通に歩くより息がしやすくて、ふとガラスとかに映った自分がやたら暗いな~と思って面白くなるくらいだ。でも少し楽になるものをしっかり使えば本当に楽です。

 

もちろん日傘をさしただけで熱中症を避けられるわけではないし、日光を絶対に避けたいという人であればもっと大きなサイズを使うとかするのだろう。

でもこの小さな日陰だけで気持ちが少し助けられているのはありがたいことだ。

今年はいいサンダルも買ったし、便利なものに助けられながらそこそこ夏を楽しめたらいいなと、傘の内側を触ってしっかり熱いことに感謝している。いつか大きいサイズを買っちゃったりもするのかな。でもやっぱり折り畳みにはすると思う。大きいと絶対失くす。たたむときにパキパキいうのに当初ビビっていたが今は結構しまうのも慣れた。

 

ひたすらサンバリアをおすすめする人になってしまったが、別に何でもいい。

僕が言いたいのはタイトルのことだけです。

ちっぽけなプライドとか熱中症の緊急搬送で入院した時の10万より大したことないんだから、男だろうと日傘くらい安いのでもさして歩いていけ。以上。